最近冨によく呼ばれている「家族葬」についての一言アドバイス
葬儀セミナーで「家族葬」でのトラブルについての質問が急増しています。
「家族葬です」と告げた為、仲の良かった知人は元より、故人が本当に来てほしかった
お世話になった友までも来てくれず、「まことに寂しいお葬式でした」と、ぽつり喪主の言葉が
耳に残っています。
「家族葬」とは「家族葬儀」の略で、葬儀業者が名付けた葬儀形態の一つです。
核家族が進み一家族の人数が少なくなった昨今は葬儀参列者数(携わる人)が減少しました。
そんな情勢を見込んで「家族葬」と名付け、それが浸透しつつあるのです。
他には、一般葬、密葬、社葬、個人葬、直葬(火葬)等々の形態がありますが、地方によって呼称
が違う場合もあり結構複雑です。
「家族葬」は家族、親族だけでするもの、と思われがちですが、そうでない場合もあります。
「家族葬」を、私なりに気づいた点、留意点を記しましたので参考の一つにしてください。
1.「家族葬」と申し込んでも決して安価でない場合があります。
*「家族葬」=安価(費用)ではない。
なぜなら・・葬儀社は当然ながら売り上げ努力をします。
アドバイス・・費用を安価に済まるのなら、その旨を葬儀社に率直に伝えてください。
2.葬儀に参列する家族、親族を確実に把握しておく。
*故人の死(葬儀)をどの人まで知らせるのか?
家族、親族、親戚、知人、友人などによって、「家族葬」では納まらない場合がある。
3.葬儀社の解釈として、家族、親族以外の人も参列する場合は・・・一般葬ととらえる。
*当然、供養数の増加、料理数の増加、その他によって費用が増えます。
4.告知(葬儀を知らせる)する時には「家族葬」の言葉に十分ご注意ください。
☆葬儀を申し込む際には、自分(遺族側)の意思(規模、費用、人数など)を決めて
から葬儀社との相談が肝要です。
☆家族、親族だけで葬儀される場合、「家族・親族葬です」とはっきりしたお知らせが賢明です。
☆大切なことは、訃報知らせを何処まで(誰まで)するか、によって葬儀の規模・形態は決まります。
故人中心に知らせる。
喪主(遺族)中心にしらせる。
☆葬儀の原点を大切にすることが肝心!
葬儀とは臨終から死後の喪に至るまでの、死別に出逢った人が営む、悲しみ・葬り・悼む、
一連の儀式、、、。(葬儀概論より)
「故人の尊厳を守ること」
「遺族の悲しみを大切にすること」
*禁・・無断コピー・転載